一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

ツーバイフォーの特長

世界に広がる木造住宅のスタンダート


旧木下家別邸(大正2年築)

わが国ではプラットフォーム工法の前身であるバルーン・フレーミング工法が明治初期に北海道に伝わり、旧札幌農学校演武場(現在の札幌時計台)などもその頃に建設されました。住宅としては明治末期から関東大震災直後の大正末期にアメリカから部材一式や設計図が輸入されるなどの方法で導入されました。戦後、昭和40年代に入って個別企業が大量に商品として住宅を供給するようになり、昭和49年には技術基準が定められ枠組壁工法としてオープン化されました。そのころより2インチ×4インチの規格材を多く使用されることからツーバイフォー工法と呼ばれ、今やアメリカ、カナダ等では、戸建住宅のほとんどがこの工法によっているほか、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、韓国、中国でも採用されています。

頑強な「六面体構造」が基本

ツーバイフォー住宅は地震の力をバランスよく分散させる六面体構造(箱構造)。
そして、それを活かす精緻な基準が設定されています。

ツーバイフォー住宅の壁や床、屋根は、
 1)2×4材や2×10材等の木材を組んで「枠組」をつくり、
 2)「枠組」に構造用面材を接合し、剛性の高い版(「ダイヤフラム」)を構成、
 3)それらを一体化して頑強な「六面体構造」を形成します。(左図)
このような「六面体構造」を構造の基本とするツーバイフォー住宅は、地震の力を1点に集中させず、家全体にバランスよく分散させ、建物の変形や崩壊を防ぎます。
そして、建築基準法に基づきツーバイフォー工法の技術基準が告示される際に、この独特の六面体構造による構造的な強さを活かすべく厳しく精緻な基準(仕様規定等)が設定されたことも、ツーバイフォー住宅が地震に強い要因になっています。

 

基本性能に優れた住宅工法

ツーバイフォー工法は「耐震性」「耐火性」「耐久性」「省エネ性」などさまざまな性能に優れています。

 

伸びるツーバイフォー工法


住宅施工のグラフ

ツーバイフォー住宅は(耐震、耐火、耐久、省エネ等の)基本性能などが評価され、全新設住宅着工に占めるシェアを年々伸ばしています。

住宅着工数の最新の情報

規格材と設計・施工のマニュアル化

合理的でシステマチックな工法だから、高品質・高性能を保てます。

 

 

 

分かりやすく規格化された構造用製材

ツーバイフォー工法では、主に6種類の規格化された枠組壁工法構造用製材を使用します。それぞれの部材は、日本農林(JAS)規格によって厳しく品質がチェックされ、使用する箇所ごとに製材品の種別なども定められています。
また、国土交通大臣が認定した海外の規格材も利用可能です。

最近では、北米で開発された木質複合軸材料のひとつであるI型ジョイストや木質断熱複合パネルなども利用されています。


構造用部資材の使用部位一覧表はこちらへ


I型ジョイスト

 

くぎや接合金具もシステマチックに専用化

ツーバイフォー工法では、接合部に専用のくぎや接合金物(Cマーク金物など)を使用します。
くぎはサイズ別にカラーリングが施されています。これは一度打ち込んでしまうと確認の難しいくぎを、くぎ頭の色により確実にチェックできるように考えられたものです。
最近では、メッキ処理されたくぎが規格に加えられ、建物の耐久性向上につながってきています。

接合金物は接合部に発生する応力を有効に伝達するために、品質及び性能が明らかになっているものを使います。

接合金物の一覧はこちらへ

 

きめ細かいマニュアルによる均一的な品質・性能


 構造用部資材の使用部位一覧表はこちらへ

ツーバイフォー工法は、構造材やくぎ・金物のサイズ・使用方法・使用箇所から施工の手順まできめ細かく規定され、枠組壁工法住宅工事仕様書(監修:住宅金融支援機構)などでマニュアル化されているため、施工者の技量に左右され難く、均一な品質と性能が実現可能です。

 

合理的な施工(建築工程)

床を作業台にして合理的な施行が可能。工場でのパネル化も行われている。

 戸建住宅の建築工程

環境に易しい木の建築

ツーバイフォー住宅は、環境にやさしい木の建築。再生可能な循環資源である「木材」を構造材として使用します。また、「木材」は製造過程で生じるCO2の量が鉄やコンクリート等に比べ少ない建築材料です。

 環境への配慮