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静岡県支部

静岡県のツーバイフォー住宅の普及率は、県別では全国で中位クラスだが、上位ランキングをうかがおうと健闘している。地域にあった取り組みやセールスポイント、さらに今後について静岡県支部長の中村成男さんに伺った。

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「静岡県では、かなり以前から東海大地震の対策が、県内の課題としてあがっていました。ですから、他県よりも建築確認申請が厳しいと言われています。また、県民の意識も地震に対する防災意識が高く、耐震構造に対しての質問も多く受けます。ツーバイフォー工法の特長のひとつ、高い耐震性は、お客様への重要なアピールポイントですね。支部としても一般住宅の場合もっぱらコストを考えて、免震構造よりも制震構造を前面に出すようにしています」

このように耐震性のアピールには自信があったが、当初、中村さんが心配されていたのは、気密性についてだった。ここ温暖な静岡で受け入れてもらえるだろうかと。しかし、反応は好意的なものばかり。県内シェアはまだ7%ながら、現在ではしっかり根付いたという実感を持っている。

「ユーザーから褒められるのは、夏も冬も四季を通して家全体が快適だということです。エアコンの普及により、窓を閉め切った家庭が増えましたが、24時間換気のおかげで、一年中部屋ごとの温度差が小さくなり、ヒートショックを防げます。特にお年寄りには、お風呂の脱衣場やトイレへの移動の負担がなくなりいつも快適といった感想が集まってきています」

結果として、ユーザーの冷暖房費のコスト削減を実現し、省エネルギー化にも貢献できた。環境にやさしい住宅だと、支部のメンバー全員、胸を張っている。
こういった自信を持ちながらも、普及・啓蒙活動にも余念がない。毎年、10月24日の「ツーバイフォーの日」は、地元の新聞に広告掲載、ラジオ広告、さらに今年からはインターネットと連動した企画もすすめている。しかし、普及・啓蒙活動の最前線は、展示場などユーザーと接する場所だという思いは強い。だから支部のメンバーは、東京で開かれるツーバイフォー協会での研修会参加に積極的だ。営業担当、設計担当、フレーマーなど、テーマごとに受講し、その新しい情報が、ユーザーへの提案につながっている。まさに東京に近い静岡という地の利をいかしている。

中村さんが、3ヶ月に1度開かれる支部会で、いつもメンバーと意志を確認しあっているのが、いかに良い住宅を提案していくかの重要性だ。

「あと約10年もすれば、少子化の影響で全国の着工件数が100万戸を下回る厳しい時代になります。ピーク時は180万戸ですから、その約半分。結果として、安く建てて安く売る『ローコスト住宅』か、良い素材と機能を備えた『ツーバイフォー住宅』のような、高いけれど本当に良い家。この二つにニーズが絞られていくでしょう」

この二極化するマーケットを捉え、支部としては、生き残りの戦略として後者の良い住宅の提案を目指している。ツーバイフォー協会の正会員として、いかに良いかなど、ユーザーに納得していただける情報の提供をこころがけている。

 

中村 成男さん 静岡県支部 支部長
株式会社大成住宅
代表取締役社長
中村 成男さん

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(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.158 2005年11月号からの転載記事です。

 

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