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協会活動報告
木材はエコマテリアル〜環境にやさしい木造住宅〜計画的な木材の利用で、大きなCO2削減効果 林野庁/2011 国際森林年

大気中のCO2を吸収、固定化します

地球温暖化を止めるためには、石油や石炭などの化石燃料の消費によるCO2の排出を減らすことが重要です。
それに並ぶ有効な手段と言われているのが、「大気中のCO2を吸収して地球上に固定する」こと。
「固定化」というのはちょっと耳慣れない言葉かも知れません。
自然界でそれを行っているものの一つが、木を含めた植物です。
光合成作用により、大気中のCO2を吸収し、それを炭素(C)の化合物に変えて樹体内に蓄積しています。これが「固定化」です。
伐採されてもその固定状態は変わらず、燃やされたり廃棄されて腐ったりしない限り、再びCO2となって大気中に放出されることはありません。
木は、増えすぎたCO2を積極的に減らす、優秀なエコマテリアルと言えるのです。


再生産可能な木材資源

木材は、計画的な伐採と植林により再生産が可能な唯一の天然資源であるため、永続的に使用し続けることができます。
管理された森林(経済林)では、計画的に伐採し植林することを繰り返すことで、健全な森林が再生されています。

【コラム】伐採するのは環境によくないのでは?


材料製造時でのエネルギー消費が少ない

住宅生産時の地球環境への負荷を、木造住宅とそれ以外の住宅工法とで比較すると、木造住宅に優位性があることが分かります。
それは、木材は他の材料に比べ、材料製造過程で使用されるエネルギー量が少ないため、排出されるCO2量も少ないからです。
カナダ・アシーナプロジェクトでは、材料製造時でのエネルギー消費によって排出される温室効果ガスをCO2に換算して比較すると、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造が木造のそれぞれ1.50倍、1.23倍あることが示されています。


資材生産過程で発生する温室効果ガス(CO2換算重量)の工法比較

グラフ:温室効果ガス(CO2換算重量)の工法比較

(出典:カナダ林産業審議会、カナダ・アシーナプロジェクトによる223m2モデル住宅でのシミュレーション結果)



木造住宅は、都市の中の森林

木材を建築資材として用いることは、大気中のCO2を吸収・固定したまま建物内にストックすることになります。
これは森林と同じ役割であり、長寿命の木造住宅ストックをつくることは、街の中にもうひとつの森林を持つということであり、それは環境保全にもつながることになるのです。

図:大きな炭素循環のイメージ

近年、都市防災の観点から木造建築に厳しかった防火地域にもツーバイフォー工法による耐火建築物が建設可能となり、コンクリートジャングルと呼ばれた都市にも、森林が育てた木材を建築物としてストックできることとなりました。



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