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第18回日加住宅委員会に参加して

去る10月17、18日の2日間にわたり、日加住宅委員会がカナダの首都オタワにて開催された。例年だと散り始めている紅葉が、我々の到着を待っていたかのように鮮やかに色づいていたのが印象に残っている。
この委員会は、今回で18回目を迎えるが、近年では2年に一度日本とカナダで交互に開催され、当初は当協会が事務局を務めていたこともあり、毎回、委員を派遣し両国の住情報の交換に資するとともに、ツーバイフォー工法のオープン化以降の普及に大いに寄与してきた会合である。
日本側は国土交通省大臣官房小川審議官(住宅局担当)を団長に行政、金融、研究者、業界団体など8名が参加し、更に在カナダ日本大使館からも3名が参加をした。カナダ側はCMHC(カナダ住宅金融公社)ネルソン・メリッジ氏を団長に22名が参加、関心の高さが伺えた。
さて、会合においては両国からあわせて21件の発表があり、内容も行政、金融、研究開発、地球環境、日加交流事業など多岐にわたるとともに、活発な質疑応答がなされ、予定の進行時間を超えることもたびたびであった。当協会からは「耐火建築の動向」と題し、建築事例を中心に発表した。最後に、次回は2009年に日本で開催をすることを確認し、会合は幕を閉じた。
委員会の翌日、オタワ市内を視察。はじめにNRC(カナダ国立研究機構)内にあるIRC(建設研究所)を訪問、我が国では建築研究所に相当する研究施設である。防耐火試験、屋外環境試験などの研究施設を見学したが、特に興味深かったのは遮音の測定で、2層の空間を利用し上下各4室に分け、床・壁の遮音測定を実施していた。当協会としても有意義な研究成果が期待されるところである。
次に、オタワに隣接するガティノー市郊外にある3階建共同住宅の建築現場を訪問、1次取得層を対象とした2ベッドルームの住戸である。冬はかなり厳しい気候となることから外壁は206として断熱性を高めているが、内部の壁はスチールを使用していた。木材価格の市況により、使い分けをしているとのことであった。あいにく、この後雨が激しくなり、紅葉が美しい森林視察は見送ることとなったが、車窓から十分にその美しさは堪能することができた。

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ツーバイフォー工法の発展を振り返るとき、カナダは我が国にとって友好的な相手国であり、多くの支援と指導をいただいてきた。今後とも本委員会を含め両国間の友好的な交流が継続されることを願うものである。

(技術開発委員長  清野 明)

 

(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.171 2008年1月号からの転載記事です。

(2008年1月1日掲載)

 

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