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国際化活動

第22回日米加建築専門家委員会に参加して

平成23年10月に、日米加建築専門家委員会(通称:BEC)と日米加JAS技術委員会が米国・オレゴン州ポートランドで3日間、開催された。

10月17日は日米加JAS技術委員会が行われ、日本側からJAS制度の最新情報として現況を報告し、その後、製材及び集成材のJAS規格の見直しについての意見交換がなされた。

10月18日がBEC本会議で、日本側代表団は、国土交通省 長谷川建築国際関係分析官以下、田中企画専門官、国土技術政策総合研究所の槌本評価システム研究室長で、アメリカ側代表団は、米国農務省 ピーター・テイバー団長以下、関係者で、カナダ側代表団は、カナダ住宅金融公社 ホルヘ・マリサニ団長以下、関係者で構成された。

この委員会の主な議題は、(1)建築基準・規格の課題、(2)住宅・建築、(3)その他3テーマである。(1)では東日本大震災の状況説明、中大規模木造建築研究プロジェクトの紹介などが、(2)では当協会の発表を含む、公共建築物木材利用、省エネ対策強化、カナダのCLTに関する最新状況など5件が、(3)では非住宅LCA比較(カナダ)、米国・州・ポートランド市の建築基準システム、4・5階建木造中層建築物など5件発表され、活発な質疑応答がなされた。特にCLTやLCA比較は参加者からの関心が高かった。

当協会からは「大規模木造建築物の最新事例」と題し、事例紹介や取組みを中心に発表し、特に冒頭に説明したツーバイフォー住宅200万戸着工の達成は、両国から高い興味を示された。

10月19日はポートランド市内の6階建て集合住宅の建設及び完成現場、郊外のニュータウン及び旧市街地の大断面軸材の倉庫をリニューアルした事務所ビルの視察が行われた。


写真:複合構造の中層集合住宅 写真: 大断面軸材の倉庫をリニューアルした事務所
▲複合構造の中層集合住宅 ▲ 大断面軸材の倉庫をリニューアルした事務所

わが国とは気候・風土、建築基準が異なるアメリカとカナダとの関係においても、住宅・建築における市場開拓のプロセスや要素技術の研究開発などに引用・参照できるものも多く、グローバルな視点に立って、引続き友好的な関係が継続されることを期待する。

(技術部長 辻村行雄)2011年12月

(2011年12月1日掲載)

 

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