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木造耐火建築物事例セミナーの開催報告

木造耐火建築物のさらなる普及推進をめざして、「木造耐火建築物 事例研究セミナー」を開催

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平成18年10月20日(金)午後、東京・赤坂のカナダ大使館で事業者を対象に「木造耐火建築物事例研究セミナー」を開催。全国から100名近い参加者が集まりました。

このセミナーでは、業界の有識者、実務家を講師に招き、木造耐火建築物として実際に市街地で建設された賃貸住宅や耐火認定取得により初めて可能となった2階建て大規模特別養護老人ホームの設計・施工事例をご紹介。併せて、当協会が会員向けに実施した「カナダ中層建築物海外研修」(10月1日〜8日)の報告も行いました。木造耐火建築物の普及・推進については、これまで設計者向けの技術基準講習会、検査員を対象とした木造耐火構造自主工事検査員講習会を通じて、技術の質向上を図ってきておりますが、営業面のノウハウを提供したセミナーは今回、初めての試みでした。



以下に、各講師の説明のポイントをご紹介します。



宮林正幸氏

防耐火構造のコンサルタントである宮林正幸氏は「木造耐火建築物の可能性」について講演。他工法に先行して認定取得したツーバイフォー工法の技術開発力、現状の実績から評価し、木質構造の中でのツーバイフォーの優位性が確認できました。


佐藤宏也氏 佐藤宏也氏

都内で多数の賃貸住宅の設計を手がけておられる佐藤宏也氏は、土地の有効活用の選択肢にツーバイフォーによる耐火建築物が施工性、コスト面で優位であることを解説。反面、とくに耐火被覆の施工、設備納まりには今までにない細心の注意が必要と強調され、これから新たに取り組む事業者に非常に参考となる話でした。


吉高久人氏 吉高久人氏

木造としては国内最大級の特別養護老人ホームを設計された吉高久人氏は、今まで経験したことのないツーバイフォー工法による大規模建築物の設計・施工上の課題について、具体的な解決策を示され、多くの参加者から驚きと共感を呼びました。また、他の構造に比べ省エネ性能が高く、施工者や施設の職員の身体への負担が軽いなどのメリットを強調されました。


芳野裕次氏 芳野裕次氏

当協会技術部長の芳野裕次は、「カナダ中層建築物の動向」について報告。10月の研修で入手した多く実例写真を用いて、今後の木造耐火建築物の開発目標や目安などになる技術やデザイン手法、課題などが紹介されました。


今後、当協会ではこれらの木造耐火建築物の設計・施工のノウハウを会員へ広く伝えるべく、マニュアル化、映像データ化などを検討課題と考えています。


●セミナープログラム●

時 間 セミナー内容
13:00〜13:10 挨 拶
13:10〜14:00

木造耐火建築物の可能性
(有識者のみるツーバイフォー耐火建築の動向)

14:00〜14:50

都市型賃貸住宅の実例解説
(多数の物件を手がける設計者のノウハウを公開)

14:50〜15:05 休 憩
15:05〜16:00

特別養護老人ホームの実例解説
(国内最大級の施設設計者のノウハウを公開)

16:00〜16:50

カナダ中層建築物の動向
(日本で生かしたい最新の設計・デザイン手法の紹介)



(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.165 2007/1月号からの転載記事です。

(2007年1月1日掲載)




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