一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

延床面積が1万m2を超える木造4階建てホテル

カナダ産木材が使われた木造4階建てのホテル。西側に正面玄関が設けられている。駐車場はT字形の建物を囲むように配置されている。


正面玄関に設けられた木造のキャノピーの大きさは幅8m×奥行14.7m。
屋根には赤杉の木材が使われている。

正面玄関の木造の大きなキャノピーが印象的な「サンドマン シグニチャー ホテル」は、ツーバイフォー工法による4階建ての木造建築(一部木骨構造)です。OSBとLVLの複合材である軽くて剛性の高い部材(TJIジョイスト)が使われ、大地震にも耐えられる構造になっています。
このホテルは、バンクーバーから車で約1時間のラングレー中心部にあり、北には森林、南には海岸が広がる利便性と自然環境に恵まれた場所に建っています。建物のT字形プランは敷地面積・形状と必要な駐車台数、客室数・施設などが考慮され導き出されたもので、延床面積は約1万1000m2あります。高速道路に隣接していますが、気密性に優れた建物なので防音効果が高く、さらに、敷地内周に植栽を配置し交通騒音対策としています。
立地上、ホテルの利用者はビジネスマン、旅行者、バカンスを楽しむ家族などさまざま。196室ある客室は、宿泊人数や嗜好に応えられるように、大型ベッドが置かれたクイーンルームやキングルーム、さらに広いスイートルームなどがあり、インテリアも多様なデザインが施されています。
館内施設にはレストランやバー、宴会場、ビジネス会議場に加え、フィットネスセンターや屋内プールも併設され、非日常を楽しめる空間が提供されています。

東側も西側と同様の外観デザインで、中央の4階部分が吹抜けのスイートルームである。

 

吹抜けのロビーの奥には、落ち着いた趣のラウンジコーナーがある。 玄関を入ると広いロビーがある。ホテル全体はツーバイフォー工法だが、この空間は木骨構造による。フロントの壁面には「集い」を象徴するたくさんの顔がデザインされている。
メゾネット形式になった吹抜けのスイートルーム。下階のくつろぐスペースには食事カウンターがついたキッチンがあり、上階はベッドスペースになっている。
1階にある屋内プールとジャグジー設備。
さまざまなジムマシンが置かれたフィットネスセンターもある。
1階のレストラン。奥にはバーカウンターが設置されている。

 


所在地:カナダ ブリティッシュ・コロンビア州 ラングレー市
敷地面積:15,000m2
延床面積:11,000m2
設 計:スタンレー・ポーラス
竣 工:2014年4月
Photo&Report:Peter Powles

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(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事

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