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ホーム住まいのコラム

住まいのコラム

老後を健やかに過ごせる理想の家をツーバイフォーで実現

新春を飾る巻頭インタビューは、テレビ出演、講演、連載執筆などで多忙な毎日を送る国際エコノミストの今井 澂さん。東京深川生まれの江戸っ子らしい軽妙な語り口ながら、切れ味鋭く政治経済問題を説く氏には“マネードクター”の異名もある。そんな今井さんが奥さまと2人、老後を健やかに過ごすために建てられたお住まいはツーバイフォー。「快適このうえない」といわれるこのお住まいを、お孫さんたちは「グランパとグランマのお城」と呼んでいるという。

終のすみかは便利な都心

―竣工は2003(平成15)年の2月。子育てを終え、同居されていたお母さまを看取った後、ご夫婦2人で充実した老後を送るため埼玉県浦和から東京世田谷へと移り住まれた。


日本人の平均寿命は年々延び、いわゆる老後の時間が相当あります。その間をどう過ごしたいのか、と自問自答した結果、私たちにとっては都心がベストだったのです。

ひとつには、大好きなオペラや映画を見に行くのに便利なこと。仕事のうえでも、常に新しい情報を得る必要があるし、講演のため全国各地に出向く際も都心のほうがアクセスしやすい。また、この辺りは大学に通っている頃からなじみがあり、敷地も南と西が道路に面して日照条件がよく、環境も申し分のない理想的な立地でした。


重視したのはバリアフリー

―縁あって理想の敷地を手に入れることができたご夫妻。ご両親を介護した経験もあり、長くなった老後を豊かに過ごす秘訣は安全な家づくりにあると、徹底したバリアフリー設計を追求された。地下付き3層の建物は、3人乗りの本格的なホームエレベーターで結ばれている。


結婚したのは私が27歳、家内が23歳で合計50歳のとき。それが新年には2人で140歳! 当然、身体は衰えていきますから、できるだけ健康な状態を長く保てるように、安全対策を第一に考えました。

まず、家の中での事故を避けるため、浴室の出入り口まで床の段差をなくしました。ホームエレベーターを使えば、車いすでも家中をくまなく動き回れます。もちろん、階段、トイレ、浴室には手すりを設けています。風呂場の浴槽は、出入りしやすいように、階下の和室の天井が低くなるのを承知のうえで深く埋め込みました。

キッチンはオール電化にしました。これは安全なだけでなく調理もしやすいようで、料理好きの家内は大いに気に入って、みんなに勧めていますよ(笑)。

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▲ホームエレベーターは3人乗りの本格派 ▲IHクッキングヒーターを採用し、
壁面タイルはアムステルダムで購入した絵柄をポイントに

活力の源はライブラリー

―お仕事柄、書籍の数は膨大。1階のライブラリーには、吹き抜けの5・4mもある天井高いっぱいまで届く書架が壁一面に造り付けられているが、すでに床まで本や資料で占領されている。失礼ながら、決して整理整頓されているとは言い難い状況だが、ここは今井さん流にカスタマイズされた空間。今井さんの活力はここから生み出される。


引っ越しのときの荷物の総量は10トン。書籍の数は1万冊を超えていましたから、1カ所に集めて大丈夫かちょっと心配しましたが、RC造の地下ガレージの上ということもあってビクともしません。ほかにロフトもあるので、当初は一応、すべて納まったのですが、どんどん増えてこの有様です(笑)。

でも、ここが私の知力、体力、気力を鍛える場所。いわば、心身の健康を維持するために欠かせないエネルギー源といったところでしょうか。乱雑に見えても居心地は最高です。

週日は講演活動、土日は連載等の執筆、それにテレビ番組の収録もありますが、連載の材料に使うためスケジュールの合間を縫って映画館にも足を運ぶし、エアロバイクで運動しながらDVDを見るなど、時間を有効に使うようにしています。

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▲壁一面の書架には前後2列に本が並ぶ ▲ロフトの下はトレーニングスペースにもなる ▲本や資料に囲まれて「なぜか落ち着く」と、今井さん

ツーバイフォーは経済的で快適

―実はご夫妻、この家がツーバイフォー工法で建てられていることを知ったのはつい最近のことだという。だが、その良さはご入居直後から実感されていた。まずは経済の専門家らしく、経済性の面から語っていただこう。


延べ床面積は60坪弱。それで電気代は、冬場で2万円台です。うちより少し広い知り合いの家では4万円台だということですから、かなり経済的ですね。

これは、ツーバイフォーの気密性のよさに起因すると聞き、納得しました。冷暖房の効きがよいのもそのせいなのですね。ちなみに車はハイブリッド車。つまり、家も車もエコノミストにぴったりだったわけです(笑)。

それと、24時間換気システムを取り入れたのもよかったですね。2人で数日家を空けるときは留守モードにしておくのですが、帰ったときムッとするようなことがなく、家の中の空気が清々しく感じます。また、本には特有のにおいがあるのですが、うちのライブラリーではまったくしません。以前に取材に来たカメラマンも驚いていました。


住まいを彩る思い出の品々

―ツーバイフォーの高性能が実現した快適空間を彩るのは、著名な書家であったお母さま、今井満里さんの作品。そして、ご夫妻の歴史を物語る思い出の品々。それらがいっそう居心地のよさを高めているからなのか、今井家は千客万来。新築から4年を経ずして訪問客は数百人にもおよぶという。そして、3人のご子息も家族連れで頻繁に訪れ、楽しい家族団らんが繰り広げられている。


母の作品は廊下や階段にも飾っていますが、壁面がすっきりしているので作品が映えますね。わが家の家訓を飾る場所は額の大きさに合わせてスペースをつくってくれたり、キッチンに旅先で購入したタイルをはめ込んでくれたり、住宅メーカーのきめ細かな対応にも感謝しています。

何よりもうれしいのは、人が自然に集まってくる家になったことでしょうか。こんな幸せなことはありません。これからも健康に留意しながら、この充実した生活を一日でも長く続けられるようにしていきたいと思っています。


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▲家訓「おもえばそうなる」の書を前に ▲和室の床の間に飾られた
お母さまの書は、奥さまが一番好きな文字
▲恒例の、年賀状用家族写真は和室で

今井 澂(いまい きよし)氏

1935年東京生まれ。慶応大学経済学部卒業後、1959年に山一証券入社。1989年、日債銀顧問として転出し、1997年に退職。以降、大学での講義の傍ら国際エコノミストとして年間100回を超える講演をはじめTV出演、著書刊行など多忙な毎日を送る。現在、テレビ埼玉、テレビ神奈川、テレビ千葉で放映中の「美女と野次ウマ」でメインキャスターを務め、国民年金基金連合会確定拠出年金規約策定委員、金融知力普及協会理事、年金シニアプラン総合研究機構理事を歴任。『ヘッジファンドで増やす時代』(東洋経済新報社)、『今井澂の複合的投資戦略 3年後に笑う!』(ビジネス社)、『中国株で資産5倍』(ビジネス社)、など著書も多数。



(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.165 2007/1月号からの転載記事です。

(2007年1月1日掲載)


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