ヘッダーバー

ホーム住まいのコラム>新春インタビュー フリーアナウンサー 露木 茂さん

新春インタビューフリーアナウンサー 露木 茂さん


フリーアナウンサー 露木 茂さん

露木 茂(つゆき しげる)さん

1940年東京生まれ。1963年早稲田大学政治経済学部卒業、フジテレビ入社。「小川宏ショー」「スーパータイム」「報道2001」など看板番組のキャスターを35年務める。2002年にフリーアナウンサーとなり、TBSの「おはようグッデイ」のキャスターを務める。「ギャラクシー大賞」「テレビ大賞」受賞。早稲田大学客員教授、東京国際大学教授を2011年定年退任。現在は東京国際大学特命教授。


住まいは心身を癒す休息の場
「木のぬくもりを求めてツーバイフォーを選びました」

————長くフジテレビのアナウンサーとして数多くの番組の司会やキャスターを務められた露木茂さん。ツーバイフォー住宅に住まわれて、今年で29年目を迎えられました。新築にあたってツーバイフォーを選ばれたのは、どのような理由だったのでしょうか?

当時、働き盛りだった私は、多くの時間をスタジオの中で過ごしていました。コンクリートの壁や鉄の扉に囲まれた無機質な空間で、テレビというメディアで秒きざみで働いていた私にとって、住まいは唯一の心身を癒す休息の場。せめて家では木のぬくもりに包まれていたいと思っていました。マンション暮らしをしたこともありますが、生まれ育ったのは木の家ですし、やはり自分がホッとできる場所は木の空間だ、という想いも根底にありました。

そんな折、中古の一戸建てを購入して8年が過ぎ、そろそろ建て替えをと考え、家内と住宅展示場へ何度か足を運びました。その時、出合ったのがM社のツーバイフォーのモデルハウスです。ツーバイフォーは木造ですし、室内にも木のぬくもりが感じられ、柱など視界を遮るもののない空間の広がりも心地よく、これだ!と直感しました。その後、同窓会で旧友と再会し、彼が当時M社の社員だったという偶然も加わって、一気に建て替えが現実のものになったというわけです。


 ゆとりのある空間が第一希望
「ビッグサイズの家族が悠々くつろげる家になりました」

————こうしてスタートを切った露木家の建て替え。ご夫妻は「ゆとり、くつろぎ、主婦の働きやすさ」という基本的な希望だけを伝え、あとは専門家に任せる、という姿勢で家づくりに取り組まれました。それはどのようなカタチで実現したのでしょうか?

当時、わが家は夫婦と育ちざかりの息子2人の4人家族。子供たちも私も、わが家の男は皆ビッグサイズなので、ゆとりのある空間がほしいと思いました。18畳あるリビングは床を一段下げて天井を高くし、南面には大きなベイウインドウがあります。ダイニングと一体にも使えるので、畳数以上に広く感じます。現役時代は正月に後輩たちが押しかけてきましたが、大勢でもゆったりとくつろげる場になりました。私にとっては、朝ここから庭の鳥寄せに集まる小鳥たちを眺めるのが、心を和ませる貴重なひとときになりました。

玄関ホールの吹き抜けも気に入っています。玄関に一歩入った途端に、外で過ごしている時の緊張感や重圧感のようなものから解放されるような気分になります。

主婦の働きやすさは家づくりの基本条件でしょう。これも専門家が家事を預かる家内の希望をよく聞き、設計に活かしてくれました。家内は最初から大満足で、今でもまったく不都合を感じていないようです。


歳月に磨かれたわが家
「味わいが深まり、ますますいい雰囲気になってきました」

————歳月を経る間に家族の生活も変わるのが常。それとともに、お住まいはどのように変化していったのでしょうか?

これまでに外壁を4回塗り替え、水廻りの機器の取り換えもしましたが、間取りを変更するような大きな改造はしていません。インテリアも気に入っていたので、壁紙やカーペットなどは張り替えても同じ色調のものを選び、イメージを変えないようにしています。歳月とともに木の質感が味わいを深め、ますますいい雰囲気になってきたと思っています。

子供たちが独立してからは夫婦2人の生活になり、私はフジテレビを定年退職してから昨年の3月末まで早稲田大学と東京国際大学で教授職をしており、家で調べものをする機会が増えたので、長男の部屋を第二の書斎として使っています。最近は私が夜中に本を読むこともあり、寝る時もそこで過ごしています。生活時間が違うとお互いにそのほうがいいですし、部屋数にゆとりがあると、こういう使い分けもできてありがたいですね。



▲開放的につながるリビングとダイニングは、大勢のお客様にも対応するゆとりのくつろぎ空間

 

安心感を高めた地震の体験
「いまも変わらず快適に過ごしています」

————現在は東京国際大学の特命教授を務められるかたわら、講演や日本記者クラブの委員としても活躍され、趣味のコーラスなども続けられている露木さん。それでもアナウンサー時代に比べて家で過ごすことが多くなられたとか。今、改めて、お住まいに対してどのように感じていらっしゃるのでしょうか?

最近、強く感じているのは耐震性の高さです。昨年、東日本大震災が発生した時、たまたま家内も私も2階にいました。突然、揺れがきて、それも長い揺れでしたが、その間、怖いとか、身の危険を感じることはまったくありませんでした。でも、とにかくかつてない経験でしたから、揺れが収まってからあちこちチェックしましたが、どこにも問題はありませんでした。

正直なところ建てた当時は、柱というものがない家なので果たして地震が起きたら大丈夫なのか、と思ったこともありました。しかし、阪神淡路大震災の時もツーバイフォーは強かったし、今回の経験で、改めて安全性に確信をもちました。

これまでの生活を振り返って思うのは、人間にとって大切なのは「食」と「住」だということです。幸い、食に関しては家内が非常に気を遣ってくれていますし、住まいは誠に居心地がよい。そのおかげで現在まで健康で過ごすことができたのだと思います。

繰り返すようですが、住まいに関して不満はまったくありません。建ててから30年近く経っていることを感じさせないくらい快適に暮らしています。家にいると一番落ち着くし、気持ちもやすらぎます。日々愛着が増し、いまでは家が体の一部になっているような気がします。

また、家はやはり、長く住み続けるのがよいとつくづく思います。しかし、いつまでも安心して快適に住める家でなければ、それは不可能です。だからこそ、最初が肝心なのでしょうね。

私の場合は大成功でした。この家は、これからも私たち家族の快適な生活をしっかり支えてくれるでしょう。



▲インタビュー後、生江会長と握手を交わす露木さん

 


 

(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.192 2012年1月号からの転載記事です。

(2012年1月1日掲載)


前のページへ

ページの先頭へ