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ホーム住まいのコラムこだわり創空間>vol.9「キャビン」

住まいのコラム

プライベートを満喫する“個の居場所”


写真 仕事には打ち込むが、家庭が一番大切。そして、自分の時間も上手に楽しむ…。父親にとって、住まいに自分専用のプライベート空間を設けることは、何よりの憧れだろう。そうした憧れを具現化する方法として提案されたのが「キャビン」と呼ばれるこの部屋である。キャビンは母屋とは別棟のガレージ棟の上にあり、一旦、2階から戸外に出て、ブリッジを渡り、ルーフバルコニーを経て行き来をする。雨の日は傘をさして行くのも一興。まさに「離れ」感覚の場所である。心を解き放ち、自分に戻れるところだから、お気に入りの家具や道具、趣味のコレクションなどに囲まれて、思いっきりくつろぐことができる。心おきなく趣味に没頭したり、息子と共通の趣味や遊びを楽しんだり、夢は大きく広がる。とはいえ、ルーフバルコニーの手すり壁に透明度の高いポリカーボネートパネルを用いて、中庭や1階の家族が集う場所と視覚的につながるよう工夫されている。写真その家族の集う場所は、いわゆる従来のLDKという概念にとらわれない空間構成となっている。 そこは「くつろぐ・見る・遊ぶ・食べる・学ぶ・家事をする…」といったさまざまな行為の場が、天井の高さや家具、カウンターなどによって緩やかにゾーニングされている。ときにはこうした“家族をつなぐ大空間”で家族と共に過ごし、ときにはキャビンに籠もり1人でプライベートを満喫する…。プランの工夫次第でお父さんの理想の暮らしは現実のものとなるのである。


 

(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.170 2007年11月号からの転載記事です。

(2007年11月1日掲載)

 

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