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住まいのコラム

ハツカネズミの生存率は木製の飼育箱のほうが高い

木造住宅や木の家具、インテリアに囲まれていると、何となく落ち着く、温もりを感じるといった経験は誰しもがもっているのではないでしょうか。

興味深い実験結果があります。静岡大学農学部が行ったもので、ハツカネズミの母子を「木製」「金属製」「コンクリート製」の3種類の飼育箱に入れ、それぞれの生存率や成長率などを比較しました。

結果、生後23日目における子ネズミの生存率は、木の箱85%、金属の箱41%、コンクリートの箱7%で、成長率も木製のほうがよい結果が出ました。ハツカネズミにとって木製の箱のほうが住み心地がよいということでしょう。

この実験をそのまま人間にあてはめるわけにはいきませんが、木は生き物にやさしい環境を与えてくれることは間違いないといえます。

ハツカネズミが飼育箱をなめたり、かじったり、引っ掻いたりしても、木はキズがつくなど反応を返してくれますが、金属やコンクリートは拒絶的でお互いのコミュニケーションというものがありません。ハツカネズミは木とコミュニケーションすることでストレスのない生活ができているのかもしれません。

人間と木の間にも永いコミュニケーションの歴史があります。こうした関わり合いはDNAとして人類の遺伝子のなかに刷りこまれており、木と接することで落ち着きや温もりといった感情を呼び戻してくれるのだと思います。

(出典:『ツーバイフォー住宅の魅力 木造住宅改革の旗手』)

 

(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.190 夏号からの転載記事です。

(2011年9月1日掲載)

 

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