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わが家はツーバーフォー

わが家はツーバーフォー

満ち足りた時を刻む家

写真:外観
シンプルだが存在感を放つ外観:
外部に開きながらも、ガレージ上の庭を囲う低い塀と樹木でプライバシーを守る構成に。門扉は階段アプローチを半階上がったところに設置した。

自分の住まいについて、真剣に考えれば考えるほど、こだわりが多くなります。それは良いことではありますが、その多岐にわたるこだわりを、限られた工期、予算、そしてスペースのなかに構築するためには手腕が問われます。今回は、営業部門、設計部門、インテリア部門、施工部門が結集した建設プロデュースのクラフト集団、アーネストグループの熟練したプロの技が光る家づくりをご紹介します。

ツーバイフォー工法の利点は幸福感をもたらす

閑静な住宅街に建つお住まいは、敷地が道路より高いという特徴を生かしきった堂々とした佇まいを見せています。
建て主が強くこだわられたRC造のクールなイメージと、制限された工期・予算の両方を現実化させ、多くの利点を生み出すという総合的見地からツーバイフォー工法が選ばれました。営業部の佐藤さんは、「柱のない広い空間と大きな開口、さらに地震への安心感、高断熱の心地好さなど性能にも満足していただき、つくり手冥利に尽きます」と、建て主の気がかりを解消させ、幸福感に変換させた喜びを語ってくれました。


機能を階層に分けてプランニング

ご夫妻が家づくりに対し、こだわりをたくさんお持ちだったのは、家で過ごす時間を満喫するためです。それを叶える鍵を握るのが、暮らしの機能を階層に分けてシンプルに配置した間取り。家族3人が好きなことを思う存分楽しめるプランニングは地階+2階建て+屋上バスの4層になっています。
地階はご主人の趣味空間。ガレージからトレーニングルーム、その奥にはドライエリアに設置したシャワールームが直結しています。1階は、階段アプローチの先にある玄関とLDK。小学生のお子さんが奏でるピアノのメロディーは、リビングから連続する庭でコーヒーブレイクを楽しむ奥様に届きます。2階は主寝室・子供室と、その中間に設けられたホテルライクな洗面・浴室。屋上にはホームパーティーを演出するジャグジーバスが設置されています。
機能を階層ごとに分けた設計は空間を縦につなぐ階段を創出し、まとまった広さと落ち着きとともに、連繋する安心感を味わえる住まいになっています。

写真:ドライエリアはシャワールーム

地階のドライエリアはシャワールームに活用:
トレーニングルームの奥のドライエリアに、サーフィンをするご主人の要望に応えたシャワーを設置している。

写真:コンクリート打ち放しの地階のトレーニングルーム

コンクリート打ち放しの地階のトレーニングルーム:
ご主人のこだわりを実現させたもの。右手の壁は鏡張り、左手の階段は1階のリビングにつながる。

写真:木造で実現できる最大の開口を有するリビング

木造で実現できる最大の開口を有するリビング:
ツーバイフォー工法ならではの開放感と心地好さが得られる。視界を邪魔する桟がないフィックス窓を設置したので、内と外がつながっているように見える。華やかでモダンなライティングレール式の照明やゆったりくつろげるソファはご夫妻が探し求めたこだわりの品々である。

写真:地階のビルトインガレージの上に位置する庭

地階のビルトインガレージの上に位置する庭:
土面を上げて、リビングの床と同じ高さにして、室内の延長空間を創り出す。

写真:間接照明が落ち着いた趣を醸し出すダイニング 写真:約36畳の広々としたオープンLDK

間接照明が落ち着いた趣を醸し出すダイニング:
まぐさが入った下がり壁を建築化照明に活用。L型の木製カウンターの下は収納スペースになっている。

約36畳の広々としたオープンLDK:
キッチンカウンターサイドの壁と下がり壁によりエリアを分けている。長尺のウォールナットの床がつながり、空間に伸びやかさが生まれている。

写真:空を楽しむ屋上のアウトドアバス 写真:ラグジュアリーな雰囲気のサニタリー

空を楽しむ屋上のアウトドアバス:
工期・予算の都合上、給排水の配管を立ち上げておき、1年後に屋上バスの設置工事を行った。床全体に張ったデッキは水に強い樹脂材を使用している。その床レベルを一段高くし、ジャグジーバスを埋め込んだ。都会にいながらにして露天風呂という極上のプライベートタイムを味わうことができる。また、ホームパーティーを満喫する最高の仕掛けとなる。

ラグジュアリーな雰囲気のサニタリー:
パウダールームのウォールナット材が高級感を醸す。奥の浴室の大きな窓の向こうはバルコニー。3mの壁を立て、目隠しにしている。


開放感とプライバシーの確保を両立

都市だからこそ開放的に暮らしたい──しかし、家が密集する住宅街ではプライバシーを守ることも大切で、両立させることは難しいもの。「開放感を生み出すためには、抜けをつくるだけでなく、その先の風景が外からの視線を遮断する役目を担う仕掛けにすることで、最高の心地好さを得ることができるのです」と、設計部の田中さんは話します。
リビングには大きな窓が設けられていますが、庭を巡る囲いと樹木、さらに反射ガラスによって心置きなくくつろぐことができます。囲いの高さは、家族に圧迫感、通行人に威圧感を与えないよう1m10cmに抑えてあります。その一方、浴室の大きな窓はバルコニーの3mの壁で覆ってプライバシーを完璧に守るとともに、光と風、大空を堪能できます。
「抜け」の効用はもうひとつ。玄関ホールからリビングへ入るドアをガラスにし、枠に黒い木板をまわし輪郭をはっきりさせたことで、額縁状になり、オブジェのあるホールが浮かび上がるという演出が施されています。

写真:プライバシーを守る対策が魅力ある造形美を創出

プライバシーを守る対策が魅力ある造形美を創出:
正面に壁をつくらず、傾斜する両側の壁と庇を設けることで、開口に吸い寄せられるような魅力的な外観に。近隣からの視線を遮り、プライバシーが確保されている。

写真:大理石ペルリーノを使用した玄関 写真:ガラスドアにより玄関ホールとも一体化

大理石ペルリーノを使用した玄関:
ホールと土間部分を同じ天然石で仕上げているが、段差をつけて空間を区別している。そのクールで高級感あふれる内装に、メタル質を好まれるご夫妻が探し求めたツリーのオブジェ、コート掛け、オリエンタルアンティークデザインのペンダント照明が調和している。ホールに設けた地窓の位置と大きさは、開放感とプライバシーの確保という両面から割り出された。

ガラスドアにより玄関ホールとも一体化:
左手の黒い木板のドア枠により、ツリーのオブジェが置かれたホールは大きな額縁のついた絵のよう。ホールがLDKに取り込まれ、よりいっそうの広がりが演出されている。


こだわりが引き立つコーディネート

インテリアは自分の個性、価値観、趣向を表現する手段でもあります。だからご夫妻は、内装・家具・照明にこだわり、自ら探し求められました。それらの品が空間デザインに調和し、しかも華やぐコーディネートとなっているのは、どうすればご家族が居心地よく暮らせるかを追求した結果であるといえます。


スタッフからのメッセージ

アーネストアーキテクツ(株) 第一設計部 第一設計室 室長 田中耕三

写真:大理石ペルリーノを使用した玄関


住まいのかたちはお客様によって異なります。わがアーネストグループは、木造でも鉄骨造でもRC造でもオールラウンドで、しかも、つねに営業、設計、インテリア、施工部門のさまざまな視点を入れながら、プラン、デザインを練り上げ、お客様にとってベストな住まいのかたちを提供してきました。そんななか、以前はRC造とシェアを分けていたツーバイフォー工法が、現在では、圧倒的に多くなっています。
打ち合わせは週に1、2回。CGパースを作成し、まとめの段階では設計・仕様の確認を行い、完成形をつくりあげていきます。手厚い対応を信条とし、つねにお客様のことを考えてできるだけのことをするという弊社のポリシーのもと、着工後の設計変更にも応えています。頼っていただけるというのは嬉しいこと。その末に、出会えるお客様の満足した笑顔は忘れられません。


写真:間接照明が落ち着いた趣を醸し出すダイニング
お客様に提案するCGパース

 

DATA
敷地面積/197.85m2(59.85坪)
B1階床面積/93.55m2(28.30坪)
1階床面積/76.30m2(23.08坪)
2階床面積/69.70m2(21.08坪)
R階床面積/4.62m2(1.40坪)
延床面積/244.17m2(73.86坪)
設計/アーネストアーキテクツ(株)
施工/アーネストホーム(株)
URL:http://earnestgroup.net
TEL:03-3769-3333

 

一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.200 2014年新年号転載

(2014年1月1日掲載)

 

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