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ツーバイフォーの性能
海外事例

フラットルーフと長く伸びた庇が印象的なバンクーバーの都市住宅


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写真:外観全景

▲ルーフフラットと深い軒や庇、突出させた1階と2階の窓が特徴の半地下付き2階建て住宅。


この家は、バンクーバーの都心部の10m×36.5mの敷地に建てられた260m2の戸建住宅。セミベースメント(半地下)をもつカナダの標準的なツーバイフォー工法による2階建てです。

バンクーバー市建築法の高さ制限をクリアするフラットルーフとし、2階の床レベルをできるだけ高くすることにより、眺望を最大限に楽しめる造りとなっています。また建築法により、防火対策上、幅1.2m以下の狭い裏庭に面した外壁への窓の設置が禁止されています。採光は、組み込み窓やトップライトを活用。トップライトは換気や、夏場の通風にも効果的です。

屋根の骨組には2×10の垂木が使われ、その下に2×4の切断面を加えてR40の断熱材が納まるように工夫。2×6の間柱にはR22の断熱材が施工されています。1階、2階の床の根太間には遮音性のあるミネラルウールを敷き詰めています。

外観と外構が一体になっているのが特徴です。階段アプローチまで長く伸びた庇を支える梁と柱がダグラスファー(ベイマツ)で、ティンバーフレームの特徴を模したデザインになっています。外壁はスタッコ、ステイン着色のウェスタンレッドシダー並びにペイントされた合板パネルがミックスで用いられています。内部のインテリアはシンプルでモダンなデザインです。

1階は大きなオープンスペースで、これは、訪れる客人を、肩肘張らずに食堂や台所で接待するといったカナダの典型的なライフスタイルを反映しています。2階は家族のスペース、半地下はテレビとオーディオシステムが備えられた娯楽室として使われています。

写真:リビング

▲ゆったりと食事や団欒を楽しめるリビング・ダイニング。天井や壁に段差が施され、機能性・デザイン性に優れているだけでなく、奥行き感・広がりが演出されている。


写真:キッチン   写真:キッチン

▲木の扉が設備というより家具を思わせるキッチン。冷蔵庫も木の扉になっている。

 

▲キッチンにはトップライトが設置されているので、気持ちよく調理ができる。


写真:キッチン   写真:キッチン

▲木と石、ガラス、ミラーなど異なる材料が調和し、高級な雰囲気を醸すサニタリー。

 

▲オーディオシステムを備えた半地下の娯楽室。


写真:リビング

▲バルコニーが隣接する2階のベッドルーム。床のレベルが高いので、遠くまで見渡すことができる。


ピーター・パウルス氏

Profile
ピーター・パウルスさんは、ダイナミックで斬新な内観・外観写真を得意とする建築写真家です。撮影のポリシーは、建築物をただの物としてでなく、生命の通った建物・空間・インテリアとして撮ること。神戸で生まれ東京で育ったパウルスさんは日本語にも通じ、カナダ、日本をはじめ環太平洋地域全般で活躍されています。
http://www.powlesphoto.com


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(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.194 2012年夏年号からの転載記事です。

 

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