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ツーバイフォーの性能
海外事例

スクイアラ原住民の文化を建物の意匠に刻むコミュニティーセンター


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写真:外観全景

カナダのブリティッシュコロンビア州チリワック市のスクイアラ原住民コミュニティーの中心地にある「スクイアラ コミュニティーセンター」は、そびえたつ山々を背景に建っています。西側にはフレーザー川が流れ、周辺にはサケが産卵のために遡り、稚魚が川を下る支流が走る自然豊かなところです。

この建物は、2階建てで2,5002の広さをもち、コア(核)であるジム(体育館)が中心にあり、フィットネスルーム、教室、オフィスと会議室が隣接、あるいはジムを見下ろす設計になっています。

ジムは複数のコンクリートパネルで構成され、天井はスチール管とむき出しのグルラム木造梁を使った、幾何学的トラスシステム構造となっています。

ほかの部屋の壁と床は、寸法を合わせた材木による伝統的プラットホームフレーミングでつくられ、2階の部屋の天井はウッドフレームトラス構造。外壁被覆にはメンテナンスがしやすいセメントと木材ファイバーボードが使われており、仕上げは周囲の景観に調和する土色系で塗装されています。


丸太円柱が「スクイアラコミュニテューセンター」のシンボル

 

ウエスタンレッドシーダーの丸太円柱と梁が正面入り口を支えると同時に、屋根線を構成している。「スクイアラ コミュニティーセンター」のシンボルとなっているのが、建物の両側に並ぶ七本の丸太円柱。スクイアラ部族の先祖である七人の兄弟を象徴している。直径40p、高さ約8.5mもあり、むき出しのグルラム梁が並ぶ3.6mの屋根の張り出しを支えている。軒裏にはステイン着色のダグラスファーが使用されている。

  写真:丸太円柱

玄関ロビーにスクイアラ原住民の文化をデザイン

 

写真:ロビー
     

正面玄関ロビーに入ると、訪問者は彫刻を施した四本の柱の歓迎を受ける。丸太円柱に、スクイアラ原住民文化に重要な霊的動物が彫られ、無色ステイン着色がされている。コンクリートの床には、サケが硝酸腐食によるエッチングで描かれ、コーティングされている。

  写真:ロビー

吹き抜けジム(体育館)の両サイドに各部屋が並ぶ

建物のコア(核)として中心に配置されたジム(体育館)は、スポーツイベントのほか、宴会や各種コミュニティー活動などにも活用されている。フィットネスルームや会議室は、吹き抜けのジムに隣接している。

写真:ジム(体育館)
▲ジム(体育館)
     
写真:会議室
▲会議室
  写真:フィットネスルーム
▲フィットネスルーム


ピーター・パウルス氏

Profile
ピーター・パウルスさんは、ダイナミックで斬新な内観・外観写真を得意とする建築写真家です。撮影のポリシーは、建築物をただの物としてでなく、生命の通った建物・空間・インテリアとして撮ること。神戸で生まれ東京で育ったパウルスさんは日本語にも通じ、カナダ、日本をはじめ環太平洋地域全般で活躍されています。
http://www.powlesphoto.com


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(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.195 2012年秋年号からの転載記事です。

 

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