ヘッダーバー

ホームツーバイフォーの性能海外事例>カナディアンツーバイフォー

ツーバイフォーの性能
海外事例

多様な落葉樹と太陽光の共生を実現した伝統様式の邸宅


data

 

写真:外観全景
イギリスの荘園風庭園とドライブウエイが特徴
この住宅の特徴は伝統的なチューダー様式とクラフツマン様式にあります。イギリスの荘園邸宅建築につきものの広大な庭園と円形ドライブウェイを備え、建物の仕上げは、周辺の基礎部分には玄武岩を使い、壁はスタッコ外装とし、主構造にはヘビーティンバー(ダグラスファー材)が用いられています。

写真:外観

228坪の広さを有する邸宅は、バンクーバー市内の昔からの格式高い住宅地にあり、カナダメープルの大木に囲まれた514坪の敷地に建っています。この地区のほとんどの住宅は、1900年代初期からの伝統的建築様式と、厳しい建築法規に則って建てられ、この邸宅もそのような周囲の環境に完璧に調和しています。
壁はツーバイシックス構成要素からなり、屋根はプレ製造トラスと従来の枠組壁工法のコンビネーションで建築。また、エネルギー効率を考慮して、壁と屋根の断熱にはスプレーフォームが用いられ、窓は特注の木枠でつくられガラスが二重に嵌め込まれています。建築材は、ブリティッシュコロンビア州西海岸の高湿な気候に十分対応できるものが選ばれています。
工事を始めてから、竣工までに3年以上かかっています。敷地のあちこちに生息していた多くの落葉樹の大木は、そのまま残されています。設計者は、樹木と年間を通しての太陽光と日射量の関係、つまり屋内スペースが最大限に太陽の恩恵を受けられるようにすることを基本的な設計理念としました。
この家には、リビング、ダイニングルームのほかに、4つの寝室、2つのデン(家族団らんの部屋とメディアルーム)があります。リビングはいわゆる客間であり、天井高6m以上の丸天井は圧巻です。

 

屋内はネオクラシックなインテリアデザイン
写真:リビング

写真:天井レリーフ

屋内の床は全部シラカシ材が用いられ、天井には優雅な木のモールディングが施されています。室内に置かれている新古典的な家具は、いかにもクラシックな美術品を思わせ、全体のインテリアデザインにふさわしい趣です。
屋内すべてで天井画を見ることができますが、リビングルームの天井画はとくにすばらしく、2人のアーチストが一週間以上かかって手描きで仕上げたものです。

写真:玄関ホール 写真:リビング
写真:室内

ピーター・パウルス氏

Profile
ピーター・パウルスさんは、ダイナミックで斬新な内観・外観写真を得意とする建築写真家です。撮影のポリシーは、建築物をただの物としてでなく、生命の通った建物・空間・インテリアとして撮ること。神戸で生まれ東京で育ったパウルスさんは日本語にも通じ、カナダ、日本をはじめ環太平洋地域全般で活躍されています。
http://www.powlesphoto.com


【無断転載禁止】
本ページ掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

 

(社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」のVol.196 2013年新年号からの転載記事です。

 

前のページへ

ページの先頭へ