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ツーバイフォーの性能
海外事例

数々の受賞に輝く木造6階建ての分譲マンション


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写真(上)が南側の棟、写真(下)が北側の棟。レンガで覆われた部分が1階から最上階まで縦に一直線に伸び、6階建てであることを際立たせている。屋根の張り出し、バルコニーの床にはウェスタンレッドシダー(米杉)が使われ、杉材の放つやさしさと温かみが外観の印象を穏やかものとしている。

木造6階建ての先駆け

バンクーバーの中心部から西へ車で約20分走った、周辺を森に囲まれたエリアに建つこのマンションは、カナダで最近建てられるようになった6階建ての木造建築です。ウッドフレーム工法(ツーバイフォー工法)で建てられ、優れた建築デザインと多くのイノベーションにより、2013年ナショナル ウッド・デザイン賞や2013年カナダ住宅協会(CHBA) SAM アワード 新築大賞 (コンドミニアム/マンション)など数々の受賞に輝いています。

2棟のマンションに通じるアプローチは、ダグラスファー(米松)の集成材による柱と梁に屋根が掛けられ、回廊のような趣。サイドには水盤の演出も施されています。


西側の公園から見る。


南側の棟は東面に、北側の棟は南面の端に正面玄関がある。壁と床は建設地に隣接する場所で組立、パネル化され、クレーンで建築現場に運ぶことにより、建物の品質向上と工期の短縮を実現した。

 

イノベーションの構築

構造材には、二度ほどキルン乾燥処理されたツーバイシックス材とツーバイフォー材の間柱(スタッド)や、防腐剤を注入し加圧処理された横架材が使われ、床と天井はエンジニアリングドウッドを用いたトラス構造となっています。これらの材料および工法によって、寸法安定性に優れた建物となり、収縮度合は非常に小さく抑えられ、6階建てながら、4階建て木造建築と同程度の収縮率を誇ります。また、根太や梁の間隔を通常よりも長いスパンとすることが可能となりました。

暖房システムは電力供給系統に接続していますが、排水パイプからの廃熱を回収利用する技術も合わせて採用しています。


対面式キッチン。カウンターの上は吹き抜けになっている。


高窓を配置した吹き抜けのリビング。デッキが設けられている。


主寝室の左手にはウォークインクロゼットとサニタリーがある。

 

 

ピーター・パウルス氏

Profile
ピーター・パウルスさんは、ダイナミックで斬新な内観・外観写真を得意とする建築写真家です。撮影のポリシーは、建築物をただの物としてでなく、生命の通った建物・空間・インテリアとして撮ること。神戸で生まれ東京で育ったパウルスさんは日本語にも通じ、カナダ、日本をはじめ環太平洋地域全般で活躍されています。
http://www.powlesphoto.com 外部リンク


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一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会
会報誌「ツーバイフォー」Vol.204 2015年新年号からの転載

 

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