一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

vol.1「アトリエ」 趣味に没頭できる現代版『土間』

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時間に追われる現代の生活においては、住まいにも日常を離れて過ごす癒しの空間や趣味の場が求められるようになってきた。そして、これらを実現しようとする人たちの多くは、そのしつらえに大きなこだわりを持っている。ここに紹介するアトリエは、そうしたニーズに対する提案のひとつ。ガレージに隣接する半屋外の空間は、外から直接入ることもでき、園芸、工芸、日曜大工など戸外と結びつくさまざまな趣味に活用が可能。しかも、床をはじめ壁面も腰の高さまでタイル貼りで、汚れを気にせずに作業に没頭できる。いわば現代版の土間空間である。この写真は、陶芸スペースとして使うことを想定したもの。電気窯や泥受けのあるシンクに加え、熱やにおいを排出するための換気扇も設置され、本格派のニーズにも十分応えられる。気のおけない仲間が集まって陶芸を楽しんだり、教室を開いたり、コミュニケーションの場にもなる。住まいにこうしたプラスアルファの空間がひとつあるだけで、暮らしはさらに充実したものになるだろう。

 

(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事