一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

vol.3「中庭」 暮らしの核になった『プレイングコート』

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採光・通風条件を高めるだけでなく、工夫次第で開放的な暮らしも楽しめるのが中庭のあるプラン。M様邸では母屋、ガレージ棟と塀を一体にデザインすることで中庭を囲い込み、プライバシーとセキュリティの確保された快適戸外空間「プレイングコート」がつくられた。道路側からの視線を遮るため、高すぎず低すぎず、絶妙な高さに設定された塀には数カ所にスリットが設けられ、街とのつながりも保たれている。中庭に面する開口部にはフルオープンサッシを採用。これを開け放てば家の内と外との境目が消え、快い広がりが生まれる。キッチンに立つとダイニング越しに中庭まで見渡せ、この視界の広がりもまた実に爽快。もちろん、中庭自体が生活の中心となり、晴れた日には外で食事をしたり、縁側風の板の間に腰掛けて本を読んだりと、日々さまざまな生活シーンが繰り広げられている。「将来、周辺に家が密集しても、この中庭があるかぎり、心豊かに過ごしていくことができるでしょう」とご夫妻は、満足そうに語ってくださった。

 

(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事