一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

vol.5「ミセスラウンジ」 主婦のくつろぎ空間

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掃除、洗濯、調理etc.…忙しい家事の合間に主婦がホッとひと息つく場所はというと、ダイニングやリビング、あるいはキッチンやユーティリティの一角に設けられたカウンターやデスクなどが一般的で、専用の空間が設けられる例はあまりないのではないだろうか。そのせいか、世の奥さま方の中には、ご主人の書斎のような「自分の居場所」がほしいと願う人も少なくない。そうした主婦の想いに応えたのが、ここに紹介する「ミセスラウンジ」である。この住まいのコンセプトは“家族の自然なつながり”。その考え方のもと、動線の中に人が立ち止まるスペースを設け、それらを「ラウンジ」と称し、家族とのつながりを保ちながら作業をしたり、くつろいだりできる場所として提案している。これもそのひとつで、キッチンとユーティリティの動線上に配されているが、家事空間とは一線を画し、くつろぎを重視した空間構成としている。ソファコーナーの上は、開放感あふれる吹き抜け。高窓から降り注ぐ柔らかい光が最上のくつろぎを演出し、居心地のよい雰囲気が漂う。家事の合間の休憩はもちろんのこと、趣味を楽しんだり、親しい友人とのティータイムにもふさわしいアットホームな佇まいである。また、コレクションの品、絵画や手芸などの作品を飾るギャラリーとしての活用も視野に入れて、飾り棚もセット。自由な発想で、思い切り個性的に創り上げることができる、夫の書斎に匹敵する主婦のための“パーソナルスペース”といえよう。

 

(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事