ツーバイフォーとは
視線が南北に抜ける眺望を楽しむ住まい
地下1階と地上2階の3層からなる住宅。南傾斜のため、地下1階は南側のドライエリアを通し採光できる。
北はバラード入り江とノースショア連山、南はバーナビー湖に挟まれた住宅地にあるこの住まいは、門前の桜並木に加え、遠くアメリカ・ワシントン州の海岸や山脈を望む南傾斜の敷地に3層で建てられました。
景色を楽しみたいというオーナーの希望をかなえるため、LDKは最上階に配置されました。外壁にツーバイシックス材を用い、天井と屋根にダグラスファーの集成材を用いて無柱の大空間と広い開口部を確保したことで、南北に視線が抜けるダイナミックな眺めが実現しました。リビングの南側に大きな半戸外のバルコニーを設け、二方向から眺められる暖炉を設置して、内外の空間の連続が効果的に演出されています。
日本人の設計者はオーナーが以前東京に住んでいたことに着眼し、和の要素をデザインに取り入れました。玄関を奥まった位置に設け、エントランスは階段までキャノピーをかけました。浴室の北側には落ち着いた坪庭が設けられ、入浴しながら眺められるようになっています。
バーナビー湖の森を眺めながら暖炉で温まる最上階のリビングルーム。木製ルーバースクリーンのある北側からはノースショア連山を望む。天然石の壁やヨーロピアンオークのフローリングなど、自然素材の持つ力強い表情がインテリアに取り入れられている。
南北に視線が抜けるように設計されたLDK。自然光が存分に注ぐ明るい空間となっている。
東端に配置されたエントランス。階段アプローチの屋根はベイツガのキャノピー。脇の石壁はエントランスの先にあるガレージや裏庭まで続く。
壁のタイルや照明器具の水平ラインがアクセントになっているバスルーム。浴槽からは日本風の坪庭が眺められる。
ドライエリアからの自然光と照明の明かりで包まれるような安心感のある半地下のセカンドリビング。
- カナダ ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー市
- 規 模:地下1階+地上2階
- 延床面積:約437m2
- 設 計:畑中 新
- 竣 工:2024年
- Photo&Report:Peter Powles
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