一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

ツーバイフォーとは

三次元振動実験結果

当協会では、実物大住宅による耐震実験を重ね、
ツーバイフォー耐震性向上のためデータ収集に努めています。

3階建て実大建物でツーバイフォーの耐震性を検証しました
▲2度にわたる加振後の実験建物。転倒防止策を施していない家具は大きく移動したものの、外壁および室内に大きな損傷は見られなかった。

平成18年4月、この実験では、阪神・淡路大震災時に神戸海洋気象台で記録された地震波を、データに基づいて三次元的(横<X・Y>方向と縦<Z>方向の揺れ)に再現しました。神戸海洋気象台で記録された地動加速度※1である818gal※2(阪神・淡路大震災における最大地動加速度)で加振したこの実験で、3階建てツーバイフォー住宅はほとんど損傷もなく、優れた耐震性能を証明しました。また協会で策定した家具の転倒防止策  の効果も検証できました。

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大規模な余震を想定し、 さらに新潟県中越地震の地震波を加振

さらに続けて、大きな余震を想定して、新潟県中越地震の際、川口町で観測された地震波(2,036gal)を実験建物に加振しましたが、倒壊等には至らず、高い安全性が確認されました。
※1 地動加速度は、地震の大きさの指標となるもので、地震による地表面での加速度を指す。
   単位はgal(ガル)で表示
※2 gal(ガル)は、加速度の単位。1gal=1cm/sec2

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特別インタビュー 3階建て振動実験を振り返って
▲五十田博教授

今回の実験およびデータ解析をご指導いただいた五十田博教授(現京都大学・当時信州大学)を当協会技術部会長・河合誠が訪ね、実験の意義、これからの課題などについてお話を伺いました。
・地震被害調査を通じて木造の性能向上を実感
・3階建て振動台実験でも高性能が実証された
・今後は具体的な説明材料として倒壊限界の解析・検証を
・仕上げ材、金物の効果も今回の実験で検証
・実際の建物は、等級1でも阪神淡路級の地震にも耐えるはず
・地震動に関してはとにかく力で耐えることが重要
・変形性能に優れるツーバイフォーはさまざまな展開が期待できる

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