ツーバイフォーとは
海辺の暮らしをテーマにした光と風、木の心地よさを楽しむ家
▲カリフォルニアのサーファーズハウスをモデルにした外観。幅のあるポーチデッキがつくられている。
「とにかく人生をワクワクさせてくれる家がほしい」と、セカンドハウスを建てられたKさん夫妻。「普段の住まいは、15年前に子育てを考慮して緑豊かな里山の分譲地に建築した家。利便性や機能性を優先した設計になっています。そして子供たちが成長した今、趣味やライフスタイルを楽しむ住まいへの願望が強くなったのです」と話されました。
サーファーであり海が好きなご主人の思いを具現化するために、新居にはカリフォルニアのサーフカルチャーが取り入れられ、『光と風、海を感じる』がコンセプトの空間づくりや仕掛けが詰め込まれました。構造には同じ北米生まれのツーバイフォー工法が選択されました。
「夫妻は『大地震でも被害が少なく、高性能なツーバイフォー以外の選択肢は考えられない』と強く望まれたのです」と、設計者は振り返ります。
▲トップライトから光が注ぐ吹抜けのLDK。内装はヴィンテージ感にこだわり、色やサイズの異なる板を張ったり、経年による味わいを演出するエイジング塗装が施されている。
▲リビング西側の壁面は板張りで飾り棚が設置されている。個性的で木目の美しさが際立つV字形のヘリンボーンパターンが採用されている。
K邸の設計は、人づきあいを大切にされる奥さまの要望を受け、気軽にご友人をもてなすことができるLDKの位置を決めることから始まりました。「叶えることは、明るく開放的でサーフカルチャーを楽しめること。そこで南側全幅に吹抜けのあるLDKを配置し、2ヵ所に大きなトップライトを設置。さらにその南側にLDKの延長空間として使えるデッキとテラスを設け、おもてなしスペースを約1.5倍の広さに。また、内外装の木の使い方にはこだわりがありました」と設計者。ご主人は「ヴィンテージ感覚のデザインにこだわり、塗料製造会社を訪ねてエイジング塗装技法を習得し、自ら塗装を施されました」と語られます。
外観は、カリフォルニアの海沿いのサーファーズハウスをイメージしてデザインされています。玄関前にはハンモックやベンチ、自転車が置ける長い木製デッキのポーチがつくられています。外壁は、粗削りな北米産レッドシダーの縦張りにアンティーク仕上げ防腐塗料、またはスタッコ風塗り壁仕上げになっています。
Kさん夫妻は「新しいのに古き良き時代の趣を感じる仕上がりが気に入っています。ここでは海辺で過ごしているかのようにくつろげるんですよ」と声を合わせられました。
▲ダイニング脇のバーカウンター。正面にフィックス窓がつけられている。カウンター下の板張りのエイジング塗装はご主人によるもの。
▲「光と風、海を感じる」がコンセプトのLDK。大きな窓、木の内装やエイジング塗装、青色のカラーコーディネート、そしてヴィンテージ風の家具やファブリックなどがデザインのポイントになっている。
▲リビングに隣接するご主人の書斎。将来、寝室として使うことを考慮して、2ヵ所の出入り口は引込み戸になっている。ホームパーティーに使用するときにも便利だという。
▲奥さまの趣味のフラワーアレンジメントスペース。勾配天井の小屋裏空間はトップライトから空が見え、「時間を忘れて没頭できる」と奥さま。
▲ウェットスーツのまま勝手口からユーティリティ、洗面・脱衣室、浴室へ行ける動線が確保されている。
▲サーフィンから帰ってすぐに使えるシャワーが勝手口脇に設置されている。
◀屋根があるオーシャンデッキはホームパーティーに活躍する。
100年後も資産価値のあるツーバイフォー住宅を目指す

(株)北陸リビング社
常務取締役
チーフプロデューサー
北出 亘さん
1969年の創業以来50年、㈱北陸リビング社は一貫して住空間プランナーとして、地元石川はもちろん富山・福井まで広く、豊かな住宅づくりのお手伝いをしてきました。早くから海外との独自のパイプを持ち、北陸にふさわしいデザインと部材を積極的に導入し、本物志向の方々から高い支持を得てきました。
当社が目指すのは、欧米のように100年後も資産価値のある住まい。米国のマスタープランの設計とランドスケープデザインの手法を取り入れたツーバイフォー住宅を提案しています。また、100年間の定期借地権を活用し安心かつリーズナブルな価格で、美しい街並みと質の高い世界標準の住宅を供給する街並分譲地プロジェクトが2008年第1回超長期先導的モデル事業(200年住宅)に選ばれました。これからもお客さまの視点に立ち、3世代にわたる資産価値のある家づくりに尽力し、信頼に応えたいと思います。
| DATA |
|---|
| 敷地面積/200.62m2(60.68坪) |
| 1F床面積/69.56m2(21.04坪) |
| 2F床面積/34.56m2(10.45坪) |
| 延床面積/104.12m2(31.49坪) |
| 設計・施工/(株)北陸リビング社 |
| Vol.222 2019年夏号 |
(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事
