ツーバイフォーとは
基本性能と機能性にこだわった子育て世帯の家づくり
▲ 里道払い下げの手続きなど、複雑な土地状況の整理や調査をもとに建てられたH邸。南側が道路より2mほど高いため、片流れ屋根のスッキリとした外観デザインに。建物の高さ制限を緩和する天空率を利用して道路斜線制限をクリアした。
二人目のお子さんの誕生を前に家づくりを決断されたHさん夫妻が新居に求めたのは、高い基本性能と機能的なプランでした。建設業の会社に勤務され、住宅建築を熟知するご主人は、「家族が将来まで安心して暮らすために、第一に断熱性・気密性、第二に耐震性を重視したのです」と語ります。
そこで選択したのが外周部に2×6材を使う仕様のツーバイフォー住宅でした。外壁の厚みが2×4材の1・6倍ほどあるため強度が高く、断熱材の充填量も約1・6倍になります。Hさん夫妻は現場見学会に参加し、作業する職人さんの施工技術やマナー、整理整頓され管理の行き届いた建築現場に感銘を受け、「これなら確かな性能の家が建てられる」と確信したそうです。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に求められる外皮の断熱性能を高い水準で満たし、家庭用燃料電池と太陽光発電システム、HEMSを導入することで、ゼロエネルギー住宅を目指したH邸。入居後、夫妻は毎月の光熱費の収支を記録されています。「夏は暑かったのでエアコンをずっとフル稼働させていましたが、収支はプラスです。暖房や給湯を多く使う冬場は支払い分が発電の売電分を上まわりますが、快適に暮らしながら家計が潤っていることを実感しています。家の性能にこだわって本当によかった」と喜ばれています。
▲ 長く住む家なので飽きのこないシンプルデザインでまとめられたLDK。リビング、ダイニング、キッチンに3系統の床暖房が設置されているが、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムにより、発電時に発生する熱を床暖房に利用しているので、光熱費を節約できる。
▲ 天井高2m65㎝が確保された広々としたLDK。右手のダークブラウン色の引き違い戸を開けると多目的に使える和室がある。「子供のお昼寝やアイロン掛けなど家事作業にも使っています」と奥さま。
子育てにふさわしい住環境を求めて辿り着いたのが、南側が道路より2m高く、自然の心地よい光と爽やかな風を取り込むことができる立地でした。この敷地の利点を生かし、LDKが南側に配置され、そこに大きな2つの掃き出し窓を設置。一方で東・西側には縦長や横長のスリム窓が採用されました。「ていねいな敷地環境の調査をもとにきめ細かく採光・通風計画を立ててもらいました」とご主人。子供たちを見守りながら調理ができる対面式キッチンや、リビングに隣接し多目的に使える和室など子育てに欠かせないプランニングも取り入れられています。また、天井高が2m65㎝と高いことも、LDKにいっそうの開放感が創出され、子供たちが元気にのびのび育つ空間づくりの一助となっています。
H邸には、効率よく家事をこなすための洗濯動線も整えられています。4帖を超す広い洗濯・洗面室がつくられ、洗濯物干し場があるサービスヤードへ出られる勝手口、そして奥にはウォークインクロゼットが設けられました。「洗濯物を干す・取り込む、収納することを一連の流れでできるので使いやすいです」と奥さま。暮らしが機能的になり、快適さがアップする大型の収納スペースは、玄関脇やプライベートスペースの2階にも備えられています。
▲ 壁・天井だけでなくシステムキッチンにも白色が選ばれ、明るい空間に。壁面いっぱいに収納棚が設置され、機能性の高いキッチンとなっている。正面のドアは勝手口。
▲ 白色を基調とした明るく清潔感のある洗濯・洗面室。長いカウンターが設置されているので洗濯物を畳む際に便利。正面に洗濯物干し場へ出られる勝手口があり、反対側には洗濯物を仕舞えるウォークインクロゼットが設けられている。
▲ 自然光を取り入れた明るい玄関。隣に土間クロークが設けられているため、玄関はつねに整然と保つことができる。
▲ 自然光を取り入れた明るい玄関。隣に土間クロークが設けられているため、玄関はつねに整然と保つことができる。
▲ 白色を基調とした明るく清潔感のある洗濯・洗面室。長いカウンターが設置されているので洗濯物を畳む際に便利。正面に洗濯物干し場へ出られる勝手口があり、反対側には洗濯物を仕舞えるウォークインクロゼットが設けられている。
▲ 自然光を取り入れた明るい玄関。隣に土間クロークが設けられているため、玄関はつねに整然と保つことができる。
▲ 建物の西側に設置された家庭用燃料電池コージェネレーションシステム。
▲ 太陽光発電システム(5.16kW)の太陽電池モジュールが、南面の片流れ屋根に設置されている。
▲ 建物の西側に設置された家庭用燃料電池コージェネレーションシステム。
▲ 太陽光発電システム(5.16kW)の太陽電池モジュールが、南面の片流れ屋根に設置されている。
「我が家は、リゾート」家に帰ればオアシスのような暮らし

(株)ビーバーハウス
注文住宅事業部
設計リーダー
東原 勝志氏
(株)ビーバーハウスは1969年設立以来、住まいづくりを「住生活の課題」として捉え、新しい発想と高い技術力を駆使し、魅力的な家づくりにチャレンジし続けています。
(株)ビーバーハウスは1969年設立以来、住まいづくりを「住生活の課題」として捉え、新しい発想と高い技術力を駆使し、魅力的な家づくりにチャレンジし続けています。
様々なテーマに応えるべく最適解を求め、つねに先進的な住まいの実現に向け、安全・安心基準ともいえるツーバイフォー工法により、資産価値を永く保つ耐久性・快適性を備え安心して暮らすことのできる住まい、愛着の持てる飽きのこない古美る(エイジレス)デザインを目指しています。
住宅は、やすらげる場でなければなりませんが、現実には、住むことによって不健康状態を引き起こしている場合があります。家族が幸せに暮らすためには「健康・快適・安全な住宅」が不可欠です。温熱環境・空気環境を整え健康的な空間にする、ストレスフリーの快適な空間構成を実現する、家に帰ればオアシスのような暮らしができる住まいが理想と考えます。
家族で健康に暮らすことが何よりの幸せだと感じさせてくれる住まい。「地域に根ざし、永く健康で快適に暮らしていきたい」、そう願う人たちの家づくりを、つねに応援していきたいと思います。
| DATA |
|---|
| 敷地面積/234.84m2(71.04坪) |
| 1F床面積/77.95m2(23.58坪) |
| 2F床面積/50.89m2(15.39坪) |
| 延床面積/128.84m2(38.97坪) |
| 設計・施工/(株)ビーバーハウス |
| Vol.229 2021年春号 |
(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事
