一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

ツーバイフォーとは

職人の手による漆喰の生活空間とガレージがつながり合う邸宅

▲ヨーロッパの邸宅の雰囲気が漂う外観デザイン。外壁は高い技術力を持つ職人の手によるつなぎ目のない塗り壁仕上げ。左手が吹抜けのビルトインガレージになっている。バルコニーや門扉のアイアンはオリジナルデザイン。

2×4と外断熱で快適さと満足感が持続する住まい

「冬でも家の中は暖かく心地よい。最初にモデルハウスで体感して驚きましたが、わが家も冷暖房はリビングのエアコン1台で充分で、ヒートショックの心配もありません」と、新築時と同じ感想を寄せられたUさん夫妻。今回は、築14年という歳月が経た現在も満足感が続いているというU邸の家づくりをご紹介します。

U邸では、断熱・気密性に優れるツーバイフォー工法をベースに、屋根・壁の構造体をまるごと断熱材で包み込む外断熱工法が採用されています。部屋の扉を開け放しても、少ない冷暖房コストで快適に過ごすことができます。東側のリビングから西側のガレージが見通せ、「つねに愛車を眺めることができるように」という、ご主人の要望を叶える間取りも実現しました。

 夫妻は、地震に強い家にしたいと考え、ツーバイフォー工法に関心を持っていたので耐震性の点でも満足されています。「阪神・淡路大震災でもほとんどのツーバイフォー住宅は被害がなかったと聞いているので安心できます」と語ります。また、将来、エレベーターを設置できるように1階・2階に納戸をつくり基礎補強や電気配線を装備。大きな安全・安心を手に入れられました。

▲漆喰塗りの壁・天井の白と床のブラックウォールナットのコントラストが重厚な趣を醸すLDK。奥様がひとつずつ選ばれたアンティークの家具や掛け時計が調和し、スペイン製シャンデリアがエレガントな雰囲気を添えている。。

▲玄関ポーチ。左の扉からガレージに出入りできる。曲線を描く床タイルは職人の手仕事による。

▲リビング前のデッキ。緑豊かな街路樹や公園の木立を借景とし、正面の枝垂れ梅の木がある南庭とつながる景観を創出。自然の中でくつろげ、家に居ながらにしてリゾート気分を味わえる。

▲玄関は、車4台分のビルトインガレージに隣接し愛車を眺められる。階段の後ろをまわってガレージへ入ることができる。漆喰壁は自然光や照明によって風合いが際立つ。

職人が仕上げる家づくりで叶う古びない良さ

年に数回、国内外を旅行するアクティブな夫妻の家づくりのきっかけは、大の車好きのご主人がイギリス車を購入したこと。愛車をインテリアに、くつろぎながら自然と視界に入るビルトインガレージのある住まいを要望されました。

敷地は東側に公道緑地帯、南・西側に公道が接します。そこで、車を出し入れしやすい南西にビルトインガレージを配置。ガレージには階段を設け、中2階から愛車を眺められる書斎が計画されました。2WAY動線が確保され、LDKは東側に配置。街路樹と公園の木立の借景を取り入れるプランです。リビングからは西側に隣接する和室、玄関ホール、その先の愛車が並ぶガレージまで見通すことができます。

奥様が望まれた「ヨーロッパの雰囲気が漂うエレガントで重厚感のある家」は、きめの細かい打ち合わせと職人の技術が込められた漆喰塗りの壁・天井、アーチ型のニッチ・床の間、曲線を描くアイアン等によって実現しました。「新築から14年が経過しましたが、これらの素材やデザインには古びない良さがあります」と奥様。ていねいな家づくりにより、U邸は年月を経て心地よさが増す住まいになりました。

▲絶妙なコテ加減で仕上げられた漆喰塗りの和室。天井の木格子と障子、開口・建具のフレームがコーディネートされている。琉球畳のまわりにリビングと同じ床材が配されモダンな空間になった。

▲シンメトリーに配置された和室の窓からは、庭の眺めが絵のように切り取られる。

▲左手に和室がつながり、空間が縦・横に広がる開放的LDK。和室奥に見える引き戸を開けると玄関ホールへと続き、ガレージの愛車が眺められる。

▲玄関ホールにはバカラの照明が煌めく。ニッチは中も曲線のデザインで、コテが使えない部分は、職人の手で仕上げられた。

▲壁とミラーにガラスタイル、窓にステンドグラスを施し、アイアン製のペデスタル洗面台が置かれたレストルーム。ミラーの縁取りは、モザイクのガラスタイルとカラーミラーをアクセントに入れている。

▲奥様の好きなミュシャの絵画が飾られた主寝室。ベッドヘッドのアイアンは職人手づくりの一品。

▲ホテルのスイートルームをイメージさせた洗面室。タイル職人により仕上げられた。

▶︎▲ガレージ上にある中2階の書斎。テーブルのガラス天板を支えるのはタイヤ。ソファ正面にフィックス窓があり、吹抜けのガレージを見下ろせる。

スタッフからのメッセージ

ツーバイフォー工法、外断熱・漆喰で、命を守る家をプロデュース


(株)智建ホーム
主任
鷹尾ひとみさん

私どもの「命を守る家」は、台風・地震・火災に強いツーバイフォー構造に、20年以上の実績を持つ外断熱工法を全棟に施しています。構造体ごとすっぽり断熱する工事を自社でていねいに施工することで、外気を遮断し、高い気密性を保つことができます。これにより、家の中の温度差が低く抑えられ、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室温を維持することが可能となり、夏の熱中症や冬のヒートショックを防いでくれます。また、壁内結露が抑制され耐久性が高まる、冷暖房効率がよく光熱費を抑えられるというメリットがあります。

さらに福岡県産で自然素材100%の漆喰を標準仕様とし、室内は壁・天井はもちろん収納の細部まで、自社の左官職人が塗り上げています。今回ご紹介のお住まいは4台分のビルトインガレージ、アイアンやタイル、ステンドグラスなどを漆喰の空間に取り入れた素敵な住宅です。築14年が経ちましたが今も変わらず、住み心地やデザインにご満足いただき、社員一同大変うれしく思っております。

DATA
敷地面積/218.52m2(66.10坪)
1F床面積/132.70m2(40.14坪)※車庫57.75m2含む
2F床面積/86.33m2(26.11坪)※車庫3.51m2含む
延床面積/219.03m2(66.25坪)※車庫61.26m2含む
設計・施工/(株)智建ホーム
Vol.232 2022年新年号

(一社)日本ツーバイフォー建築協会会報誌「ツーバイフォー」転載記事